か行かかう かける <用例>「ボタンをかう」「鍵をかう」 <余談>最近の岐阜ではそうでもないが、各務原まで行くと、在宅なのに鍵をかけていると「近所づきあいが悪い」という烙印を押される。岐阜でも、在宅であれば鍵をかけていないことが、まだまだ多いようだ。 こちら神奈川に越してくる時、義妹に、 「あっちは都会やで、うちにおっても鍵かっとかなあかんでね、えか。危ないでね!」 と、くれぐれも注意するよう言われたのを思い出す。 がばり(画針) 画鋲 子供の頃、「がばり」は漢字で書けるが「がびょう」は書けなかった。それで、共通語は「画針」で、「がびょう」は方言だと判断した。 その後、大人になってこちらに越して、文具フロアでバイトをして、恥をかいた。 後日談だが、今の話をすると「え~、画針って標準語やないの~!?」などといった反応を示す岐阜人が意外に多い。 かん 良くない(「あかん」「いかん」の同義) かんこう(勘考) サ変動詞 いろいろと試行錯誤を繰り返してみること。 頭で考えてるだけの場合には使っちゃいけない言葉の感じがする。 き ぎょうさん たくさん きんのう 昨日 く くろ 端、隅っこ <用例> 「そこのくろに置いといてちょ」 け ケッタ 自転車(チャリ)のこと。 発音は「タ」が上がる。標準語の「蹴った」のちょうど逆の感じ。 (余談) 「チャリンコ」が「チャリ」になったが、なぜ自転車が「チャリンコ」なのか分からない。 んで「ケッタ」も「けたぐりマシーン」が「けったマシーン」になって「ケッタ」になったが、 なぜ自転車が「けたぐりマシーン」なのかはイマイチ分からない。 ただ、「けたぐり」という言葉には、自転車をこぎまくっている感じがする。 げぼ 吐瀉物のこと。いわゆる標準語の「ゲロ」。 げろ 温泉の名所。下呂温泉。ちなみにキャラクターは蛙。 もともとは「呂」という地名。後に「上呂」と「下呂」に分かれた。どちらも温泉街だが、下呂の方が全国的に有名。 下呂まんじゅう、下呂牛乳などがおいしいと聞いているが、残念ながら私はまだ行った事がない。一度行ってみたい。 こ 業が沸く(ごうがわく) 「腸が煮えくり返る」と同義語 怒りが収まらず、業がふつふつと湧き出る状態 こく おならをすること <用例> 「あんた、今、屁ぇこいたやろ!」 「すげぇ、黙っとったのに、なんで分かったんや?」 「あんたのことなら何でも分かるんやて」 (『くっさ~』というオチで『おなら』にかけてます^^;) 黒板消し 黒板拭き これは多分、岐阜だけで使われている言葉ではないと思うのですが、 以前KOKUYOさんのカタログで確認したら「黒板拭き」になってました。 確かに、黒板を拭くものであって、黒板を消すわけではないので・・・。 ござる いらっしゃる。 ※共通語では謙譲語だが、岐阜では尊敬語としても使われる。 <用例>「お客様がござった」 ごぶれいしました(す) 1.会社で、帰る時に使う言葉。「お先に失礼します」。 2.お風呂を先に使った者が、まだ使っていない者にする挨拶。 (余談) 主人の実家に帰った時、義母はたいてい最後にお風呂に入る。 義母より先に私がお風呂を使うことになるので、出てから「ごぶれいしました」と義母に挨拶する。すると、義母は「ごゆるっと~」とのんびり言ってくれる。我が家にはない習慣だったので、なぜ入浴中じゃなく出てからゆっくりなんだろうと思ったが、なかなか聞けないでいた。 しかしある日とうとう、意を決して義妹に聞いた。そしたら、義妹も使っている言葉だったが、改めて言われると確かになんでやろうねえという話になってしまった。 それで結局、義母に聞いたのだが、そこで義母も首をかしげていたのであった。。。 結局のところ、未だに意味は不明である。そして今も、お風呂からあがって「ごぶれいしました」というと、義母が「ごゆるっと~」と言ってくれて、気持ちがほんのりするのである。 ちなみに同じく岐阜人の義妹の旦那さんの実家にも、この「ごゆるっと~」の習慣はないようだ。 あ行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 ジャンル別一覧
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